城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像

弘前城のワンポイントは[天守の曳屋、東日本唯一の現存天守、津軽信枚、桜の名所]となってます。

染井さくら

こんにちは、弘前城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

基本情報

弘前城三の丸追手門

弘前城は津軽藩の初代藩主・津軽為信(ためのぶ)が計画し、2代・信枚(のぶひら)によって1611年に完成された津軽氏の居城です。

津軽氏は南部氏の内紛に乗じて独立を果たした一族であり、関ヶ原の戦いで東軍につくことで、この地の支配を盤石にしました。特筆すべきは2代藩主・信枚の外交手腕と、弘前城に秘められた血脈のドラマです。

信枚は徳川家康の養女を正室に迎え幕府との関係を固める一方で、関ヶ原で敗れた石田三成の娘「辰姫」を密かに匿い、その間に生まれた子を次期藩主として据えました。徳川の権威を利用しつつ、豊臣方の血も守り抜いた義理と人情の物語が、この城の歴史には刻まれています。

そんな津軽氏が代々治めた津軽藩は当初の4万7千石から、のちに悲願の10万石へと格式を高め、約260年間にわたり地域の政治・経済・文化の中心として栄えました。

また弘前城内には津軽氏の家紋「津軽牡丹」が随所に見られ、独立大名としての誇りと文化的な歴史を今に伝えています。

項目内容
場所青森県弘前市下白銀町1
築城年1611年(慶長16年)
築城主津軽為信・津軽信枚
主な出来事1627年に五重天守焼失、1810年に三層天守再建、箱館戦争で功績、石垣修理に伴う天守移動(2015年)
主な城主津軽氏(弘前藩)
重要遺構現存天守、辰巳櫓、三の丸追手門、北の郭亀甲門など(すべて重要文化財)
別名鷹岡城(たかおかじょう)
染井さくら

弘前城は日本100名城の4番に選ばれてます。そういえば弘前(津軽)と八戸(南部)はお互いが意識をしあうところがあると聞いたことがあります。これは江戸時代に津軽氏が南部氏から独立したことも関係あるのかもしれないですね。ちなみに二の丸までは無料、本丸エリアは有料区域となっています♪

どんな城

弘前城城内2

弘前城は青森県弘前市にある平山城で、本丸、二の丸、三の丸、北の郭、西の郭の五つの郭(曲輪)で構成されています。最大の特徴は、東日本で唯一かつ、日本に十二しかない貴重な「現存天守」を有している点です。

現在の天守は落雷による焼失を経て江戸時代後期に再建されたものです。当時は幕府への配慮から天守と名乗れず、「御三階櫓(ごさんかいやぐら)」という名目で建てられた質実剛健な造りが特徴です。

近年では石垣修理のために天守を解体せずそのまま移動させる「曳家(ひきや)」という世紀の大工事が行われたことでも世界的に注目を集めました。

また弘前城は天守以外にも3つの三重櫓(辰巳・未申・丑寅)と5つの城門が現存していて、城郭全体が国の史跡に指定されています。特に追手門などの重厚な城門や、本丸から望む岩木山の雄大な景色は絶好の撮影スポットです。

そして弘前城といえば春の桜です。日本三大夜桜の一つにも数えられていますが、この美しい桜を支えているのは特産品であるりんごの栽培技術です。りんごの剪定(せんてい)技術を桜に応用することで、低い位置でボリュームのある花を咲かせ、天守や赤い橋(下乗橋)との美しいコントラストを生み出しています。

大和なつき

弘前城は別名「鷹岡城(たかおかじょう)」とも呼ばれています。これは城が建つ高台がかつて鷹岡と呼ばれていたことに由来しています。そんな弘前城ですが曳屋で本丸から70mほど移動する100年ぶりの石垣改修をしていました。この仮天守台にある姿は今しか見られない貴重な光景なので、見学することができて本当によかったです!

100名城スタンプと城アクセス情報

弘前城マップ
弘前城スタンプ1
弘前城スタンプ2
弘前城券売所

★100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所弘前城情報館(弘前公園内・二の丸付近)
設置時間通年 9:00〜17:00(“さくらまつり”期間中は21:00まで)
休日無休(但し臨時休館・工事などを除く)
電話番号0172-26-5965
料金弘前城本丸・北の郭入園料:大人320円・小人100円(4月〜11月) ※12月〜3月は無料開放
備考スタンプ設置は1ヶ所です。場所が変更されることがありますので訪問前の確認を推奨。
★城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所青森県弘前市下白銀町1-1
アクセスJR弘前駅 → 弘南バス・100円循環バス「市役所前」下車 徒歩すぐ
バス市内循環路線が便利
駐車場弘前文化センター駐車場、弘前市立観光館駐車場など(有料)
電話番号0172-33-8739(弘前市商工観光部公園緑地課)
散策時間約30〜45分が目安。公園内散策+情報館訪問を含めると1時間弱になる場合も。
雪村ましろ

弘前城は街中にあり整備されているので服装は選びません。ただ敷地が広めなのでその点を含めた靴がオススメとなっています。

見どころとイベント

弘前城天守
弘前城石垣
弘前城杉の大橋
弘前城武徳殿休憩所
弘前城二の丸南門
★写真

1枚目「天守閣」
2枚目「石垣」
3枚目「杉の大橋」
4枚目「武徳殿休憩所」
5枚目「二の丸南門」

★見どころ

弘前城は追手門や北の郭北門、下乗橋など、歴史の変遷や当時のルールを感じさせる遺構も見逃せません。

まずは城の正面玄関の変化です。現在の正門である追手門は、実は築城当初は正門ではありませんでした。もともとは北側にある北の郭北門(亀甲門)が大手門(正門)でしたが、4代藩主・津軽信政の時代に参勤交代のルートなどが変わったことに伴い、南側の門を大手とするよう変更されました。城の正面が180度変わるというのは弘前城ならではの面白い歴史です。

そして二の丸から本丸へとかかる下乗橋(げじょうばし)も注目のスポットです。 名前の通りここは乗り物から降りる場所となっていました。かつては藩主など一部の特権者を除き、ここで馬や駕籠から降りて歩くよう厳しく定められていました。橋の手前(二の丸側)にはその旨を記した下馬札も立っていたそうで、現代風に言えばここから先は関係者以外・車両進入禁止のエリアということだったようです。このことからも本丸がいかに特別な場所だったかが分かります。

★遺構

天守閣:文化8年(1811年)に完成した江戸時代後期の現存天守です。現在は石垣修理のため、本丸の内側へ移動した仮天守台に置かれています。内部は資料館として公開されていて、構造を間近で見ることができます

辰巳櫓:本丸の南東(辰巳の方角)を守る、築城当時の姿を伝える重要文化財の三重櫓です。鉄砲や火矢への防御策として、窓の少ない土蔵造りとなっています。1階と2階が同じ広さで、3階だけが小さくなる入母屋造りの屋根が特徴的です

杉の大橋:南内門の外にかかる橋で、その名の通り杉材を用いて架けられたことから名付けられました。かつては敵の侵入を防ぐため、有事の際には壊せる構造になっていたとも言われています

二の丸東門と南門:どちらも築城当時から残る貴重な現存門(重要文化財)です。特に南門は柱の表面に木目の美しいケヤキ板を張り付けるなどの化粧が施されていて、城の中心部に近い内郭の門としての格式と配慮が見られます

水堀:水が張られた美しい堀で、桜の時期には「桜のじゅうたん」と呼ばれる花筏(はないかだ)を楽しむことができます

二の丸大枝垂れ:二の丸にある樹齢を経た見事な枝垂れ桜です。ソメイヨシノとはまた違った優美な姿で、桜の名所・弘前城を象徴する名木の一つとして親しまれています

★イベント

弘前城雪燈籠まつり(2月上旬):冬の弘前城を舞台に雪で作られた大燈籠や、ミニかまくらが堀や城内に並び、雪国ならではの幻想的な景色を生み出します

弘前さくらまつり(4月下旬~5月上旬):日本三大桜名所の一つに数えられる弘前公園で開催される日本を代表するお祭りです。約2,600本の桜が咲き誇り、夜桜のライトアップも幻想的です

弘前城菊と紅葉まつり(10月下旬~11月上旬):弘前城の敷地内で見事な菊人形や、城内や堀を彩る紅葉のライトアップが楽しめます

※開催時期や内容は年により変更あり。事前に公式サイト確認を推奨

周辺の観光名所とグルメ

津軽藩ねぶた村
青銀記念館
青森ベイブリッジ
煮干結社

煮干結社ラーメン

★写真

1枚目「津軽藩ねぷた村」
2枚目「青銀記念館」
3枚目「青森ベイブリッジ」
4枚目「煮干結社」
5枚目「煮干結社ラーメン」

★今回の食事場所
項目内容
名称煮干結社
金額煮干ラーメン 850円(2025年)
所在地青森県弘前市大字大字高田5-7-2
アクセスJR弘前駅から車で約15分
連絡先0172-27-0230
営業時間11:00~21:00(売切れ次第終了)
定休日不定休
見どころ濃厚な煮干しスープが特徴の、近年人気の津軽ラーメン店です。煮干しの旨みが凝縮されたスープと、太めの麺が絡み合い、ラーメン好きにはたまらない一杯です
★周辺観光

津軽藩ねぷた村:弘前公園のすぐそばにある弘前ねぷたの常設展示施設です。実物大の大型ねぷたの展示や製作工程の見学はもちろん、迫力ある津軽三味線の生演奏を一年中楽しむことができます

最勝院の五重塔:津軽藩・2代藩主の信枚が計画し、津軽統一の戦没者を供養するために建立された塔です。東北一の美塔とも称され、国の重要文化財にも指定されている弘前のシンボルの一つです

旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館):明治時代に建てられたルネサンス風の洋風建築が美しい建物です。屋上の展望台や装飾の豪華さが特徴で、洋館が点在する弘前市を象徴する国指定重要文化財です(内部見学は有料)

大正浪漫喫茶室(藤田記念庭園内):弘前公園に隣接する藤田記念庭園の洋館を利用した喫茶室です。レトロな雰囲気のサンルームで、ステンドグラス越しに庭園を眺めながら、市内の名店のアップルパイを食べ比べることができます

青森ベイブリッジ:青森駅周辺のベイエリアにかかる、全長約1.2kmの橋です。夜にはライトアップされ、港町の夜景を彩るランドマークとして人気です。周辺にはA-FACTORYなどのお洒落なスポットも点在しています

青森魚菜センター(古川市場):青森駅から徒歩圏内にある市場で、好きな具材を選んで乗せる元祖「青森のっけ丼」のスポットとして有名です。江頭2:50さん、ひろゆきさんやあのちゃんといった有名人もロケで訪れ、自分だけの海鮮丼作りを楽しんだことで知られています

秋月もみじ

煮干結社さんのラーメンは香りがとても良くて、煮干の旨味がぎゅっと詰まっていて美味しかったです~☆

まとめ

弘前城見晴台

今回弘前城を見て回りましたが、弘前城の見どころはとても多かったです。紹介したスポットの他にも未申櫓跡や御日記蔵などもありました。

特に本丸の南西隅にある未申櫓跡ですが、築城当時には5層の天守がそびえていた場所だったようです。現在は広場になっていますが、ここからの景色を眺めていると当時の藩主もこの方角を見ていたのかなと、かつての威光に思いを馳せることができました。

また御日記蔵も見逃せません。ここには藩の動向を記録した日記が4,200冊余りも保管されていたそうです。こうした地道な記録が後の世に歴史を伝えてくれるんだなと感じました。まるで貴重なタイムカプセルのような場所ですよね。

そして二の丸東門のそばに移築されている二の丸与力番所も気になるスポットです。門の警備にあたる武士(与力)の詰所で、かつては城内の要所12ヶ所にこういった番所があったとか。当時の警備体制の厳重さが想像できます。

ただ一番の注目はやはり天守閣かと思います。このときは城壁修理のため天守が移動されているという貴重な時期でした。これはもうなかなか見ることのできない光景で貴重だったと思います。

そんな弘前城は遺構だけではなく四季ごとに全く違った表情を見せてくれる素晴らしいお城でした。そして弘前城と合わせて弘前の街並み、津軽藩ねぶた村や青森市などもセットで回ることができて楽しめました。近くへ行った際はぜひ寄ってみてください。

染井さくら

弘前城は見どころも多かったし、100年ぶりの石垣修理で天守が動いてたのが衝撃だったな。あんな巨大なものを動かすなんて本当にすごい大技だね。隣のねぷた村でもお土産がたくさんあって楽しかったな♪

大和なつき

楽しかったよね!それとこの日は暑かったよね。それだけにねぷた村で飲んだリンゴジュースが…くぅーキンッキンに冷えてやがるぜ!って感じだったね(笑)さすが青森、濃厚なリンゴジュースは身体に染みわたってとっても美味しかったな!

秋月もみじ

あのリンゴジュースはホント美味しかったね!足を延ばして行った青森市のベイブリッジも見ごたえあったな~。そういえば「弘前市ではねぷた」で、「青森市ではねぶた」って呼ぶ違いがあるみたいだね☆

大和なつき

あ、そうだったんだ!なんで「ねぷた村」は「ぷ」っていうのかなって思ってた。もみじちゃんがそんなこと知っているとは…意外!

秋月もみじ

えっへん。私だって少しは物事を知っているのだ☆

雪村ましろ

さすがもみじちゃん!物知りなんだね。次は春にきて桜筏が見てみたいな、またみんなで来ようね。

染井さくら

うん、そうだね!弘前城の前後のお城は3番松前城、5番根城となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪

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