城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像

根城のワンポイントは[南部師行、中世城館、根城復元エリア、南北朝時代]となってます。

染井さくら

こんにちは、根城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

基本情報

八戸市博物館1

根城は南北朝時代の建武3年(1336年)に南部師行(なんぶ もろゆき)によって築城されました。

師行は甲斐国(現在の山梨県)からこの地にきて、主君である北畠顕家に従って南朝方として活躍した武将です。以来約300年間にわたり、南部氏の一族である八戸氏が代々城主を務め、この地方の政治・文化の中心として栄えました。

特筆すべきは城主たちの立ち位置です。南部氏の宗家が三戸から盛岡へ拠点を移した後も、根城を拠点とする八戸氏は、宗家とは一線を画す独自の勢力として重きをなしていました。彼らが築いた歴史と文化は現在の八戸市のアイデンティティと深く結びついていきました。

また隣接する八戸市博物館では南部氏に関連する貴重な資料が展示されています。中には青森という文字が記された古い手紙なども残されていて、当時の地域区分や歴史の変遷を深く知ることができます。

項目内容
場所青森県八戸市根城字根城47
築城年1336年(延元元年/建武3年)
築城主南部師行(なんぶ もろゆき)
主な出来事南北朝時代の南朝方拠点、南部氏(八戸氏)の居城、1598年に廃城
主な城主南部氏の一族、八戸氏
重要遺構堀、土塁、復元された主殿・工房などの建物群
別名なし
染井さくら

根城は日本100名城の5番に選ばれてます。根城は戦うための砦というよりも、生活の場の「館」としての色合いが強い城となっているのが魅力です。そのため城内はまるで公園のように整備されていて、中世の空間を歩きながら体験できます♪

どんな城

根城城内1

根城は青森県八戸市にある平山城(館型城郭)です。最大の特徴は一般的な城のイメージである高い石垣や天守を持たないことで堀(空堀)と土塁、そして木造の柵で防御を固めた、日本中世の土の城の代表例とされています。

城内は本丸を中心に、中館、東善寺、西の館など8つの郭(曲輪)で構成され、それぞれが深さ約5メートル、幅約10メートルにも及ぶ大規模な空堀で区切られています。

現在は発掘調査に基づき本丸跡地に主殿をはじめ、工房、馬屋、納屋などが復元されていますが、これらはすべて釘を使わずに木材を組み上げるという、当時ながらの伝統工法で建てられているのも見どころの一つです。

また八戸の春の風物詩である伝統芸能「えんぶり」は、かつてこの根城で農民たちが師行公へ披露した豊作祈願の踊りが発祥だと言われています。

大和なつき

根城は別名はありませんが、南部師行がこの城を政権の根っこにするという決意を込めて、絶対に譲れない本拠地として根城と名付けたと言われています。そんな根城はえんぶりの発祥の地もであり、その他八戸に続く文化もまさにここが「根っこ(根城)」となって生まれた場所といえるのかもしれないですね。

100名城スタンプと城アクセス情報

根城マップ
根城スタンプ1
根城スタンプ2
八戸市博物館3

★100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所①史跡根城の広場料金所
②八戸市博物館受付
③史跡根城ボランティアガイドハウス窓口
設置時間9:00〜17:00(入館16:30まで)
休日月曜(祝日の場合は翌平日)・12/27〜1/4
電話番号0178-44-8111(八戸市博物館)
料金史跡根城の広場入場料:一般250円・高校生以下無料(団体:一般200円)
備考スタンプ設置は3ヶ所あります。
★城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所青森県八戸市根城字根城47
アクセスJR八戸駅 → 南部バス「根城博物館前」下車 徒歩約5分
バス八戸駅前発「根城方面」利用 → 「博物館前」または「根城の広場入口」下車
駐車場無料駐車場あり(史跡根城の広場敷地内)
電話番号0178-41-1726(史跡根城の広場)
散策時間約20〜40分が目安。遺構見学+博物館軽訪問を含めると30分以上みておくと安心。
雪村ましろ

根城は広い芝生がありますが整備されていて散策にちょうどいい広さなので服装、靴は選びません。

見どころとイベント

根城主殿1
根城主殿2
根城主殿3
根城東門
根城城内2

根城本丸
★写真

1枚目「主殿」
2枚目「主殿内」
3枚目「主殿復元エリア」
4枚目「東門」
5枚目「城内」
6枚目「本丸」

★見どころ

根城は公園として開放されている無料エリアと、復元建物がある有料エリア(本丸)に分かれています。

広場に入ってすぐの場所は無料エリアです。ここには浅めに作られた空堀や、一本道の散策ルートが整備されていて、迷うことなく本丸方面へ向かうことができます。綺麗に整備された公園のような雰囲気で、地元の方の散歩コースとしても親しまれています。

散策路を進むと見えてくるのが、本丸への入口となる東門と、大きな空堀にかかる木橋です。

復元された立派な木造の門と橋は、城内でも屈指の撮影スポットとなっています。またここから先が有料エリア(大人250円/博物館共通400円)となり、門をくぐると中世にタイムスリップしたような景色が広がります。

★遺構

本丸:城の中枢エリアです。現在は主殿や工房などの建物群が復元されていて、広大な敷地から当時の根城の威勢と規模を感じることができます

主殿:城主・八戸氏が儀式や政務を行ったメインの建物です。内部には囲炉裏や当時の膳などが再現されていて、中世武士のリアルな生活の息吹を感じられます

根城工房・野鍛冶場:刀剣や弓矢の製作、鉄鍋の修理などが行われた作業場です。火を使うため、地面を掘りくぼめた竪穴式の構造になっていて、当時の職人の知恵が詰まっています

馬屋(上・中・下):当時の軍事力・移動手段である馬を繋いだ場所です。殿様用の「上馬屋」には床板があり、来客用の「中馬屋」には屋根に石が置かれるなど、身分による造りの違いが見て取れます

空堀:石垣を持たない根城において、防御の要となった巨大な溝です。自然の地形を活かしつつ人力で掘り抜かれたその規模は、中世城郭の最大の特徴です

四阿(あずまや):史跡の景観に溶け込むように作られた休憩所です。東屋ではなく四阿という漢字表記にも、歴史へのこだわりが感じられます

★イベント

根城南部まつり(9月下旬):根城の歴史をテーマにしたイベントで、甲冑武者行列や、中世の暮らしを再現した催しが行われることがあります

八戸市博物館企画展(通年):根城の歴史や、南部氏に関する企画展示が随時開催されています。根城を深く学ぶための拠点として利用できます

※開催時期や内容は年により変更あり。事前に公式サイト確認を推奨。

周辺の観光名所とグルメ

蕪島1
蕪島2
みろく横丁
八食センター1

八食センター2

八食センター海鮮

★写真

1枚目「蕪島神社」
2枚目「蕪島神社見晴台」
3枚目「みろく横丁」
4枚目「八食センター」
5枚目「八食センター内」
6枚目「八食センター海鮮」

★今回の食事場所
項目内容
名称八食センター(館内食堂エリア)
金額海鮮丼・定食:1,500円~3,000円程度(七厘村は食材購入費+席料)(2025年)
所在地青森県八戸市河原木字神才22-2
アクセスJR八戸駅から八食センター行バスで約10分根城から車で約15分
連絡先0178-27-4753
営業時間9:00~18:00(店舗により異なる)七厘村:10:00~17:00(L.O. 16:00)
休日水曜日(不定休あり、要公式サイト確認)
見どころ新鮮な魚介類や乾物、肉、野菜が何でも揃う巨大市場です。七厘村で、市場で買った旬の海鮮をその場で炭火焼きにして味わうのが醍醐味です。八戸の活気と食を堪能できます。
★周辺観光

蕪島神社(かぶしまじんじゃ):ウミネコの繁殖地として知られる島(現在は埋め立てにより陸続き)で、頂上には蕪嶋神社が鎮座しています。ウミネコが飛び交う光景は圧巻で、ユニークな景観を楽しめます

みろく横丁:八戸市の中心街にある屋台村です。地元料理やB級グルメを出す小さな店が軒を連ね、八戸の夜の賑わいを体験できます

三八城(みやぎ)公園:江戸時代に八戸藩の政治の中心であった八戸城の跡地です。中世の根城とは異なり、こちらは藩政時代の拠点として機能した場所であり、現在は市民の憩いの場となっています

八戸ポータルミュージアム はっち:八戸市の文化・芸術・情報の発信拠点です。観光案内や地元の工芸品の展示、イベントなどが開催されていて、街歩きの拠点として便利です

秋月もみじ

八食センターは活気があって本当に楽しい場所でした。市場で買ったお刺身などはその場ですぐ食べることができます。お刺身も美味しいですし、イカはやわらかくて甘みがあって、今まで食べた中でも有数の旨味のあるイカでした。またセンベイ汁は様々な具材が入っていて、優しい味で飲みやすかったです☆

まとめ

根城見晴台

今回訪れた根城は約300年にわたってこの地を治めた拠点というだけあり、その歴史の重みを肌で感じることができました。見どころはやはり本丸で、メインとなる主殿の復元クオリティは高く、当時の儀式の様子や道具が再現されていて迫力がありました。

また散策していてふと気になったのが竪穴式建物の存在です。竪穴式=もっと大昔(縄文・弥生時代など)というイメージがあったので、300年の歴史の中のどの時期のものだろう?と疑問に思いました。

調べてみると現在復元されている本丸は約400年前(安土桃山時代)の姿とのことでした。きらびやかな天守や御殿が建ち始めた時代に、北国では実用的な竪穴建物が現役で使われていたのだなと、当時のリアルな生活様式に思いを馳せることができました。

そして今回は根城だけでなく、八食センターや蕪島神社、八戸の街並みなども巡ってきましたが、どこも素晴らしいスポットでした。

特に印象に残っているのが蕪島神社です。 海に突き出た小高い丘の上に鎮座する姿は、遠くから見るとまるで天空の神社のような圧倒的な存在感がありました。

蕪島神社はウミネコの繁殖地としても有名ですが、今回は時期がずれていたため、残念ながらウミネコたちには会えませんでした。季節によってはものすごい数になるそうです。また海に囲まれたロケーションは絶景そのもので、晴れた日にはここから素晴らしいオーシャンビューが楽しめると思います。

歴史、食、そして絶景。見どころ満載の八戸エリア、近くへお越しの際はぜひ足を運んでみてください。

染井さくら

根城は生活感のあるお城で少しだけ吉野ケ里遺跡をイメージさせる場所でもあったね♪

大和なつき

そういえば南部さんは元々山梨県の人だったんだよね。そう思うと青森と山梨は遠いけど親戚同士みたいで、なんだか親近感わいちゃうね!

雪村ましろ

それに南部さんってすごく熱い人みたい。大阪の石津の戦いで主君である北畠顕家と最後まで戦って「私が死んでも決して降伏するな」って弟に遺言を残したんだって。だから日本一の忠義者って呼ばれてるみたいだよ。

秋月もみじ

最後まで主君を裏切らないなんて…一途な男性って素敵だね、キュンとしちゃうかも☆

雪村ましろ

しかもね、 南部さんって強いだけじゃなくて、実は書類仕事も完璧なエリートだったんだって。ワイルドなのに几帳面ってなんだか頼りになる男性って感じだね。

染井さくら

ほんと優秀な人だったんだね、魅力たっぷりな根城でした!根城の前後のお城は4番弘前城、6番盛岡城となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪

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