城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像1
染井さくら

こんにちは、金山城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

大和なつき

金山城は金山に築かれた戦国時代の名城です。標高239mの山頂からは関東平野を一望でき、堅固な山城と美しい石垣が今も訪れる人々を魅了しています!

基本情報

金山城入り口

金山城は戦国時代の初めに新田一族の由良成繁(ゆら しげしげ)によって築かれた山城です。

そしてこの城は新田義貞(にった よしさだ)ゆかりの地としても有名です。新田義貞は鎌倉幕府打倒のために挙兵した南朝方の武将です。進軍の際、稲村ヶ崎で進路を阻む海に黄金の太刀を捧げて祈願したところ、潮が引いて軍勢が通れるようになったという伝説が残っています。また源氏の血を引く名門の武将で、後醍醐天皇に忠誠を尽くしたことで知られます。

新田氏の後は北条氏や由良氏、徳川家の配下など、関東の有力勢力が争奪を繰り返した堅城として知られています。現在は日本100名城のひとつとして、良好に残る石垣や美しい山頂からの眺望が人気のスポットです。

年代出来事城主・関係者
戦国時代初期由良成繁が築城由良成繁(新田一族)
戦国時代後期北条氏や由良氏、徳川家などが支配を巡り争奪戦が続く北条氏・由良氏・徳川家臣など
江戸時代初期廃城
染井さくら

金山城は日本100名城の17番に選ばれていて、城の麓には新田義貞の像も建てられています♪

どんな城

金山城地図

金山城は群馬県太田市の金山山頂(標高239m)に築かれた山城で、堅固な防御構造と美しい石垣が今も良好に残る戦国時代の名城です。関東地方では珍しい本格的な石垣造りが施された山城として知られています。

全国的には石垣山城は珍しくなくても関東の土の城が多い中で、これほどまでに石垣が整備されているのは非常に貴重となっています。

また山頂からは関東平野を一望でき、その眺望と堅牢な構造から敵を寄せ付けない「難攻不落の城」として歴史に名を残しました。

そんな金山城は1574年関東地方の勢力争いの中で北条氏政が金山城を攻略するために攻め寄せた金山城の戦いが有名です。この時城主だった由良氏は奮戦するものの、北条氏の攻勢に屈し城は北条氏の支配下に置かれました。その後城はさらに改修・整備され、より堅固な山城となったと言われています。

大和なつき

金山城は別名で太田金山城や新田金山城とも呼ばれています。また「関東七名城」の一つに数えられています!

金山城さんぽ

金山城城内

金山城内です。城は標高約239メートルの金山に位置しているため、麓からのアクセスは基本的に車が必要となります。

城内に入ると山道が続きますが、多くの場所が比較的綺麗に舗装されていました。そのため金山城は山の中でありながら、本格的な山登りというほどの負担を感じずに散策を楽しめる城となっています。

金山城01

金山城は天守閣が造られるより以前の形式を残す城で、麓に生活の場である居館(きょかん)を構え、戦時中には山頂に立てこもって守りを固めるという構造になっていました。

つまりこの山一帯はいざという時のための特別な場所だったということですね。そう考えると一歩一歩の重みが変わってくる気がします。

また歴史を肌で感じられる楽しみはもちろんですが、こうして豊かな緑に囲まれて自然を存分に味わえるのも、この金山城巡りの大きな魅力の一つだと感じました。

金山城20

馬場下通路です。 足元に広がる立派な石敷きは、一見すると美しい石畳の道ですが、単なる道ではありません。

この通路はあえて奥が曲がるように造られており、先が見通せないようになっています。こうして死角を作ることで、敵が一気に攻め込んでくるのを防ぎ、城の防御力を高めていたようですね。

また馬場下通路から続く道は進んでいくとあえて行き止まりが作られていました。これは一見すると道が続いているように見せて、敵を迷わせたり、足を止めさせたりするための工夫だといいます。迷い込んだ敵を上から攻撃する様子を想像すると、このお城の守りの固さがよりリアルに感じられました。

金山城05

石垣です。金山城内を歩いていると、至る所で立派な石垣や石敷きを目にします。実はこの発見が関東の山城には、中世の段階で本格的な石垣は存在しないとされてきたこれまでの定説を大きく覆すことになったそうです。実際に目の当たりにすると、その積み上げられた石の迫力に圧倒されます。

金山城09

視界が開けた場所に出ると、物見台が見えてきました。 写真では少し分かりにくいかもしれませんが、奥の小高くなっている場所が物見台の跡です。

自然の地形を巧みに活かして造られた物見台からは、お城の周囲を一望することができます。四方の状況を把握できるこの場所は、敵の接近をいち早く察知するために非常に重要な役割を担っていたと思われます。

また物見台の基礎部分からは、釘や火縄銃の弾丸なども発見されているそうです。

金山城10

月ノ池です。大手道を登り切った先に姿を現します。

山城にとって水は命綱であり通常は隠すべき貴重な資源ですが、金山城ではあえてこの目立つ場所に池を配置しています。こうして水の豊富さを周囲に見せつけることで、城の格の違いや、長期戦にも耐えられる圧倒的な備えを誇示していたようですね。

金山城11

大手虎口です。ここは城内でも最も厳重に守られていた防御拠点で、実際に目の前に立つと、左右にそびえ立つ石垣の迫力に圧倒されます。

狭い通路と高く精密に積み上げられたこの石垣によって、敵の侵入を物理的にも心理的にも困難なものにしていたことがよく分かります。

金山城石垣

こちらも大手虎口ですが、ここは地形的に水が集まりやすい谷の部分に造られています。 そのため大量の水が溜まって石垣が崩れてしまわないよう、緻密な排水路や溝を設けて万全の水害対策が講じられていました。

少し分かりにくいかもしれませんが、こちらの石敷きの道をよく見てみると、脇の部分が排水のための溝になっているのが確認できるかと思います。

単に石を積んで守りを固めるだけでなく、山の自然や水とうまく付き合いながら城を長持ちさせるための工夫が随所に凝らされているんですね。当時の工夫には驚かされます。

金山城石敷き遺構展示施設

石敷き遺構展示施設です。ここでは発掘調査で見つかった当時のままの建物基礎が、大切に保護・展示されています。

この場所はかつて武器庫や兵たちの詰め所(待機場所)として使われていたと考えられているそうです。

金山城14

南曲輪です。この辺り一帯に展望ポイントがあったり日ノ池があったりと見どころが多い場所になっていると思います。

また写真の奥に見えている建物は休憩所になっています。 山道を歩いてきて少し一息つきたい時に、こうした設備があるのはとても助かります。

金山城15

休憩所内です。室内で休めたり自動販売機で飲み物を買ったりできます。金山城で飲み物を買えるのはここだけになるかと思います。この日はとても暑かったので飲み物を買って一気飲みしました。

またこちらには100名城スタンプも置かれていました。

金山城日ノ池

日ノ池です。ここはかつて戦いでの勝利を祈願したり、雨乞いをしたりといった重要な儀式が行われていた場所だそうです。

山の上にあるとは思えないほど豊かな水があり、まさにこの城の生命線だったことが伺えます。またここが単なる貯水池ではなく、心のよりどころとしての特別な空間だったことが肌で伝わってくるような場所でした。

金山城の石碑です。金山城はあの軍神と恐れられた上杉謙信の猛攻を何度も退けたという輝かしい歴史を持っています。その実力から関東を代表する関東七名城の一つにも数えられています。

金山城02

南曲輪から少し進むと二の丸、三の丸が出てきます。そして二の丸、三の丸を抜けて石階段を上がると本丸跡にたどり着けます。

金山城本丸跡

本丸跡です。こちらは現在新田神社となっています。金山城の山頂にあたる部分となっていて、鎌倉幕府討幕の立役者である新田義貞が祀られています。

大和なつき

実は新田義貞と足利尊氏は、同じ源義国を祖に持つ、いとこ同士のような関係なんです。でも足利氏が幕府で重用されたのに対し、新田氏は冷遇されていました…。この格差が後の二人の激しい対立に繋がったと言われているようです!

城周辺さんぽ

金山城03

金山城ガイダンス施設です。金山の麓にあり、城からは少し離れた場所に位置していますが、金山城とセットで訪れたいスポットです。

ガイダンス施設は入館無料です。館内では金山城の歴史や構造が学べるだけでなく、当時の様子を再現した模型やギャラリーもあり、より深く金山城を知ることができます。

また館内にはパンフレットや金山フィールドマップが置かれています。マップには周辺の見どころや位置関係も詳しく載っているので、城跡だけでなく周囲も散策したい方には参考になるかと思います。

東山公園親水広場01

東山公園親水広場です。こちら金山城と同じ山にある公園で、金山城からは少し離れた場所にあります。

園内はそれほど広くはないですが、こちらの公園では水芭蕉が咲いていることがあるようです。

東山公園親水広場02

東山公園親水広場はハイキングコースの途中にある公園なので、ハイキングをした際の休憩ポイントとしてもちょうどいい場所なのかもなって思いました。

水芭蕉の看板があるのでもう少し進むと水芭蕉を見ることができたようです。この日は水芭蕉を見に行くことはできませんでしたが、次回はぜひ見てみたいです。それとイノシシ注意という看板が少し気になりました(笑)

新田義貞の像

新田義貞の像です。太田駅にある像で、新田義貞との弟の脇屋義助が一緒に建てられています。1333年の鎌倉攻め(分倍河原の戦いなど)に向かう際の勇姿をイメージしていると言われています。

弟の脇屋義助は、兄・義貞を常に支え続け、義貞の戦死後も新田軍を率いて戦い抜いた忠義の将として知られています。二人が並んでいる姿は、単なる歴史上の英雄というだけでなく、強い家族の絆を感じさせます。

また太田市民にとって義貞公は、今でも義貞さんと親しみを込めて呼ばれるほど慕われているようです。

山田屋本店

山田屋本店です。こちらは群馬のソウルフードでもある焼きまんじゅうのお店です。焼きまんじゅうは群馬県ではお祭りの屋台などでも売られていることがあると聞きました。

また焼きまんじゅうは色んなお店で売っていますがこちらは特に有名なお店で、焼きまんじゅうといえば山田屋本店の名前を目にすることは多いと思います。

焼きまんじゅう

焼きまんじゅうです。値段は一本200円でした。まんじゅうというのでどんな感じなのかなって思ったら予想より大きくてびっくりしました。焼きまんじゅうは串で食べるとかではなくお箸で食べるようです。

焼きまんじゅうは食べてみるとふわっとしていて、この大きさでもペロっと食べることができました。タレは甘辛くて食べやすく、焼いた香ばしさがマッチしている一品でした。

項目内容
名称山田屋本店
金額焼きまんじゅう 200円(1本・2024年食べログ参考)
所在地群馬県太田市由良町2395
アクセス金山城跡から車で約15分
連絡先0276-31-1966
見どころ群馬名物「焼きまんじゅう」の老舗店。香ばしい味噌ダレが絶品。
岩崎屋

続いて岩崎屋です。こちらは太田市のソウルフードの焼きそばのお店になります。

岩崎屋は焼きそばの町太田市の中でも有名で、そのことを表すようにお店に多くの色紙も飾られていました。そのため並ぶことや品切れすることもあるようですが、この日はスムーズにお店に入ることができました。

岩崎屋やきそば

今回はやきそば中370円を注文しました。まず第一印象は黒いな思いました。普段知っている焼きそばよりソースの色が濃い焼きそばです。トッピングはシンプルでキャベツと青のりという感じですね。

いざ食べてみると見た目と味が全然違い、意外にあっさりしています。また麺はモチっとしていて食べやすく、あっさりした味にマッチしています。結構見た目とギャップのある味でやきそば好きの人にはぜひ食べてみてほしい一品だなって思いました。

項目内容
名称岩崎屋(太田焼きそば)
金額並盛 450円(2024年食べログ参考)
所在地群馬県太田市寺井町697-8
アクセス金山城跡から車で約20分
連絡先0276-37-0258
見どころ太田名物の極太麺と濃厚ソースが特徴の焼きそば専門店。
秋月もみじ

焼きまんじゅう、やきそばとたくさん食べちゃいましたー、お腹いっぱいで大満足です。どちらも食べ応えありました☆

100名城スタンプと城アクセス情報

金山城100名城スタンプ押印
100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所南曲輪休憩所
設置時間6〜9月:8:30〜18:00/10〜5月:8:30〜17:00
休日年中無休
電話番号0276-25-1067
料金休憩所無料
備考スタンプ設置は1ヶ所です。
城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所群馬県太田市金山町40(史跡金山城跡・中島記念公園)
アクセス北関東自動車道「太田・桐生IC」から車で約15分、山頂駐車場から徒歩約15分
バス公共バス便は少なく、車利用が実用的。
駐車場山頂県道終点の駐車場あり(無料)。
電話番号0276-20-7090(太田市文化財課)
散策時間約45〜60分。登りと遺構散策を含むと1時間以上。
雪村ましろ

金山城は緩やかですが山道を歩くので、歩きやすい靴や服装、それと飲み物を準備して行くのがおすすめです。

まとめ

金山城見はらし台

展望台からの眺めです。山の上にあるため見晴らしがよく、太田市の街を見渡すことができます。この日は天気もよかったため景色を楽しむことができました。またこれだけ遠くまで見通せれば、かなり早い段階で敵の動きを確認できただろうなと当時の光景を想像しながら絶景を楽しみました。

金山城は戦国時代に関東の覇権争いにおいて重要な拠点となった堅固な山城です。例えば馬場下通路から続く道には、あえて行き止まりを設けて敵を撹乱する構造(袋路)があるなど、随所に防御の工夫が見られ、非常に見応えがありました。

更に水が集まりやすい谷間に位置する大手虎口では、石垣の崩落を防ぐための排水路や、石敷きの道に設けられた排水用の溝など、当時の高度な水害対策を間近に観察することができました。

そして城散策は歴史と同時に豊かな自然も満喫できるのが大きな魅力です。山道も険しすぎず、無理なく散策できるちょうど良いコースだと感じました。

また城散策にプラスして群馬名物の焼きまんじゅうや太田焼きそばなど、ご当地グルメ巡りもできるのが金山城観光の楽しみのひとつです。歴史と自然、そしてグルメを満喫できる金山城とその周辺をぜひ訪れてみてください。

染井さくら

金山城は日本の城というより古代遺跡のようなミステリアスな雰囲気があって面白かったね♪

大和なつき

確かに!山城だけど道が整備されていて歩きやすかったから、自然を楽しみながらゆっくり回れたね!

秋月もみじ

うんうん!でもでも…途中でノドがカラカラになっちゃって休憩所の自動販売機がなかったら大変だったよー、あの場所はまさに金山のオアシスだね☆

雪村ましろ

それはあるかもだね(笑)それにしても苦労して登った後の物見台からの大パノラマは最高のご褒美だったな!関東平野が一望できて本当に素敵だった。

染井さくら

そうだよね、次はもっと色鮮やかな紅葉の季節に来たいね!金山城の前後のお城は16番箕輪城、18番鉢形城となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪

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