
甲府城は戦国末期から江戸時代にかけて甲斐国の中心として築かれた近世城郭で、石垣や天守台が良好に残る美しい城跡です。現在は舞鶴公園として地元の人の憩いの場となっています。

こんにちは、甲府城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪
基本情報

甲府城は武田氏滅亡後、豊臣秀吉が武田氏館に代わる要所として浅野長政に命じて築かれた城となっています。その後徳川氏が天下統一をすると甲府城は江戸幕府の支配下に置かれ、将軍家の親藩が城主になる重要拠点となりました。
そして徳川綱吉政権時には将軍家親藩以外の柳沢吉保が城主になります。吉保は甲府城で初めて将軍の縁者以外で城主になった人物で、家綱が吉保を信頼していたことが伺える出来事となっています。そして柳沢吉保が城主となった際、吉保は城を大幅に整備し、城下町も発展させました。
そんな吉保は一介の武将から大老格まで成りあがった人物でしたが、引き際がよく自分の地位に執着せずあっさりと隠居をしたいわれています。
その後甲府城は享保で起こった大火で大きな被害を受けてしまいます。更にその後明治時代になると廃城となり、城内の建物は取り壊されてしまいました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 築城年 | 文禄元年(1592年)頃 |
| 築城主 | 浅野長政(豊臣政権) |
| 主な出来事 | 江戸期に甲府勤番の拠点、明治以降は城郭の多くが破却 |
| 主な城主 | 柳沢吉保(徳川幕府重臣)、甲府勤番 |
| 重要遺構 | 天守台、二重の石垣、水堀、稲荷櫓跡、山手御門など |

甲府城は日本100名城の25番に選ばれています。天守台から富士山を眺めることができるお城なんですよ♪
どんな城

甲府城は山梨県甲府市に位置する平山城で、甲府盆地の中央に築かれた堅固な構造が特徴で、城下町の中心としても整備されました。
そして甲府城の最大の見どころは高低差のある曲輪を巧みに構成した石垣造りの美しさと、全国でも稀な「二重の石垣構造」です。
また天守台の上からは甲府市街や富士山までが一望でき、歴史と景観の両面を楽しめる名城となっています。
そんな甲府城は本丸櫓跡、天守台、鍛冶曲輪門などの建造物が遺構・復元されています。また城跡は舞鶴公園として開放され、武田氏館と合わせて甲府の人気観光スポットとなっています。

甲府城は別名舞鶴城とも呼ばれています。これは城内が鶴が舞うような優雅な姿に例えられて名付けられたと言われています!
100名城スタンプと城アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置場所 | ①舞鶴城公園管理事務所 ②甲府城稲荷櫓 |
| 設置時間 | 9:00〜16:30(入館16:00まで) |
| 休日 | 月曜(祝日の場合翌日)・12/29〜1/3 |
| 電話番号 | 055-227-6179 |
| 料金 | 館内無料 |
| 備考 | スタンプ設置は2ヶ所です。 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 山梨県甲府市丸の内1-5-4 |
| アクセス | JR甲府駅南口から徒歩約5分 |
| バス | 駅前から舞鶴城公園方面の市内バスあり |
| 駐車場 | 舞鶴城公園内駐車場あり(有料)/市営駐車場利用可 |
| 電話番号 | 055-227-6179(舞鶴城公園管理事務所) |
| 散策時間 | 約30〜45分。石垣・資料館を含めるなら1時間弱ほど。 |

城は街中にあり、城内は平坦のため基本服装と靴は選びません。ただ城内に階段多いため段差を意識した靴がいいと思います。
見どころとイベント
1枚目「天守台」
2枚目「二重の石垣」
3枚目「本丸」
4枚目「鉄門」
5枚目「水堀」
甲府城は高低差を活かした立体構造の石垣、二重の石垣など石垣が見どころの一つです。
また今回紹介しているものの他にも稲荷櫓、稲荷曲輪門、数寄屋櫓跡、鍛冶曲輪門、内松陰門など多くの遺構や観光スポットがあります。
更に天守台からは当時の武士達の眺めていた光景を感じることができます。そして公園として整備された城内は、四季折々の風景や歴史散策が楽しめる市民の憩いの場でもあります。
天守台:三層天守があったとされる土台で、天守台に登ると360度風景を見渡すことができます。また当時の野面積の石垣が残っていて天守閣はなくとも歴史を感じることができます。
二重の石垣:石垣の奥に更に石垣が積まれた二重の石垣、時代の異なる石垣が見比べられる坂下門石垣は甲府城の石垣の中でも特に注目の石垣となっています
鉄門:本丸の南側に位置する二階建ての櫓門です。平成25年と割と最近復元された門で、櫓内は見学するができます。また付近にある銅門は現在復元されておらず銅門跡となっています
武徳殿:旧制中学の剣道場が移築されています。現在は多目的施設として活用しています。またこの一帯が二の丸となっています
遊亀橋:甲府城の入り口にある橋です。渡っている最中は両側の掘りも眺めることができて、当時の人達が見ていた風景を感じることができるスポットとなっています
桜まつり(3月下旬~4月上旬):本丸周辺のソメイヨシノが咲き誇り、夜間もライトアップされています
甲府えびす講祭り(11月中旬):周辺の商店街と連動した市街地型イベントで屋台も充実しています
武田二十四将スタンプラリー(通年):城周辺の史跡をめぐる観光企画で家族連れにも人気です
※開催時期や内容は年により変更あり。事前に公式サイト確認を推奨。
周辺の観光名所とグルメ
1枚目「甲州夢小路」
2枚目「山手御門」
3枚目「甲州ほうとうの小作」
4枚目「遊亀公園付属動物園」
5枚目「動物園内」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 甲州ほうとう 小作 甲府駅前店 |
| 金額 | かぼちゃほうとう 1,400円(2024年) |
| 所在地 | 山梨県甲府市丸の内1-7-2 |
| アクセス | JR甲府駅南口から徒歩約3分 |
| 連絡先 | 055-233-8500 |
| 営業時間 | 11:00〜21:00(ラストオーダー20:30) |
| 休日 | 無休(年中無休) |
| 見どころ | 山梨名物「ほうとう」の老舗店で、かぼちゃをたっぷり使った濃厚な味が特徴です。観光客にも人気で行列ができることもあります |
甲州夢小路:明治〜昭和の街並みを再現した観光エリアで、雑貨・カフェ・土産店が集まっています
甲府市遊亀公園附属動物園:大正8年に開設され100年以上続く歴史ある動物園です。動物を近くで見学することができ、来園者によるエサやりイベントが開催されることもあります
山手御門:甲府駅北口付近にある甲府城の復元された門です
山梨県立美術館:ミレーの《種をまく人》で有名で、自然豊かな庭園と落ち着いた展示空間となっています
金櫻神社:二千年前に金峰山頂に少彦名命を祀ったのが始まりといわれる神社で、武田信玄も信仰していたと言われています。御神宝は水晶「火の玉・水の玉」で、本殿に奉納されている昇・降竜も水晶を抱いています。そのため金櫻神社は金運のパワースポットとしても有名です
武田氏館:甲府駅の近くにある城で100名城にも指定されています。甲府城とともにぜひ一緒に周っておきたいスポットです

ほうとうは味噌ベースのスープに野菜や平たく太い麺が入ってましたー。有名な郷土料理ですがやっぱり旅行に来たら地域の物食べたくなりますよね。もしかしたら信玄公もこんな感じのほうとう食べてたのかな?なんて想像しながら食べました☆
まとめ

甲府城は城の見学と同時に城に関わった人物にもとても興味が湧く城でもありました。築城主も浅野長政、幸長親子、羽柴秀勝と諸説分かれていますし、城主だった柳沢吉保も賛否が分かれる武将でもっと深く調べたいと思える人物でした。こうして城を知ると同時に関わった人物も気になってくるところも城さんぽの面白さのひとつなのかなって感じました。
また甲府城は遺構・復元された建物も多く紹介した遺構以外にも石切場跡、水溜など見どころも充実しています。そしてこの城は舞鶴公園として多くの人が訪れる場所となっていますが回るのにもちょうどいい広さとなっています。
更に城全体は緑が豊富で天守台からの眺めも最高でした。天気がいい日なら天守台からの甲府の街並みや富士山も楽しむことができるので機会あればぜひ訪れてみてください。

甲府城は天守台や水堀からの景色も雄大でとても楽しめる素敵なお城でした。また石垣も見どころが多く、石垣に空いた穴の暗渠から水をうまく排水するための仕組みなども確認できたりしました♪

甲府城の前後のお城は24番武田氏館、26番松代城となっています。お時間あれば足を運んでみてください!
▼関東・甲信越の城をめぐる
関東
14. 水戸城 /
15. 足利氏館(鑁阿寺) /
16. 箕輪城 /
17. 金山城 /
18. 鉢形城 /
19. 川越城 /
20. 佐倉城 /
21. 江戸城 /
22. 八王子城 /
23. 小田原城 /
甲信越
24. 武田氏館 /
25. 甲府城 /
26. 松代城 /
27. 上田城 /
28. 小諸城 /
29. 松本城 /
30. 高遠城 /
31. 新発田城 /
32. 春日山城















