城むすめの100名城と温泉めぐりヒーロー画像1
染井さくら

こんにちは、水戸城を案内する城むすめの染井さくらです。この記事ではお城のガイドやお城の周辺観光なども紹介させてもらいます。よろしくお願いします♪

大和なつき

水戸城は江戸時代に徳川御三家の一つ水戸徳川家の居城として栄えた、茨城県を代表する歴史スポットです!

基本情報

水戸城大手門

水戸城は平安時代に馬場資幹(ばばすけもと)が築いたとされ、築城した馬場氏にちなんだ馬場城や、水戸の別称でもある水府にちなんだ水府城とも呼ばれることがあります。

そんな水戸城は石垣がほとんどない土の城で、日本最大級の土塁があります。これは豊富な土壌と地形を活かした防御法で、その手法により広大な規模と堅固な防御を誇り、当時の戦略性がうかがえます。

年代出来事城主・支配者
平安時代末期馬場資幹が水戸城の前身を築く馬場資幹
戦国時代江戸氏が城主として支配江戸氏
1590年頃佐竹義宣が入城し大規模改修佐竹義宣
1602年徳川頼房(水戸徳川家初代)が城主となる水戸徳川家(徳川御三家)
明治時代廃城後、一部建物が残され、弘道館などが現存
現代遺構や弘道館が整備され、歴史観光スポットとして人気
染井さくら

水戸城は日本100名城の13番に指定されて、副将軍水戸光圀公のお城としても有名です♪

どんな城

水戸城の地図

水戸城は茨城県水戸市に位置する平山城で、丘陵地形を活かして築かれた日本最大級の土塁を持つ城郭です。

この城は徳川御三家のひとつである水戸徳川家の居城として知られ、江戸時代には城下町水戸の中心として栄えました。特に水戸藩2代藩主の徳川光圀公(通称・水戸黄門)は、日本の歴史書『大日本史』の編纂を命じるなど、学問と文化の発展に大きく貢献した人物です。

そして福将軍の居城でもあるこの水戸藩は、質素倹約と学問重視の方針のもと城内には日本最大級の藩校「弘道館」が設けられ、水戸学をはじめとする学問と文化の拠点としても重要な役割を果たしました。

現在は石垣や大手門、二の丸、薬医門、二の丸角櫓などが整備・復元されており、見晴らし台からは水戸市街を一望できる絶景が楽しめます。

大和なつき

テレビ時代劇で有名な「水戸黄門」は、実在の人物・徳川光圀(みつくに)公がモデルです。また格さん、助さんもモデルがいたようですが、腕っぷしの強いボディーガードではなく、超優秀な学者先生だったようです!

水戸城さんぽ

徳川斉昭の像

今回は三の丸にある弘道館を最後に回ろうと思い、二の丸→本丸→三の丸という順で歩いてみました。

本来は駅に近い三の丸から回るのが王道かもしれませんが、弘道館は現存する水戸城建造物の中でもメインスポットなので、最後にとっておきたいと思ってこの順番にしました。

画像は徳川斉昭(なりあき)の像です。斉昭は天保の改革と呼ばれる藩政改革を行った名君で、弘道館も斉昭によって創設されました。

水戸城二の丸

二の丸です。ここはかつて水戸城の中心エリアとして、重要な建造物が建ち並んでいた場所です。

また、ここには水戸彰考館跡もありました。彰考館(しょうこうかん)とは、水戸藩が日本の歴史書『大日本史』を編纂(へんさん)するために作った役所のことです。元々は徳川光圀が江戸の藩邸(小石川)で始めた事業ですが、後にこの水戸城二の丸に移されたそうです。

水戸城跡二の丸展示館

水戸城跡二の丸展示館です。ここでは水戸城に関する貴重な資料が公開されており、なんと無料で見学することができます。

館内には解説パネルだけでなく、発掘調査で見つかった瓦や陶器などの実物も展示されていて、とても勉強になりました。

水戸城跡の大シイ

水戸城跡の大シイです。戦国時代から生き続ける樹齢400年以上の巨木で、その大きさには圧倒的な存在感がありました。

400年前からここにあるということは、あの水戸光圀公もこの木を目にしていたのかもしれませんね。そう考えると、なんだか歴史のロマンを感じます。

杉山門

杉山門です。二の丸北口の杉山坂を登り切った場所にある高麗様式の門となっています。

水戸城大堀切

大堀切です。本城橋から見下ろせる巨大な空堀で、現在は底をJR水郡線の線路が通っています。橋の上から覗き込むと、その規模の大きさに驚かされます。

当時の地図によると昔は水堀だったそうで、ここを越えるのは容易ではなかったはずです。城の防御がいかに堅固だったかが伺えますね。

水戸城の薬医門

薬医門です。旧水戸城の現存するただ一つの建造物で、本丸にあり、現在は茨城県立水戸第一高等学校の敷地となっています。

水戸城の始まりは源頼朝時代の1193年に始まったとされ、その歴史はとても古いものとなっています。また江戸時代になってからは名古屋城、和歌山城と共に御三家の一つとして名を轟かせました。

水戸城二の丸隅櫓

二の丸角櫓です。二の丸の南西角に位置する木造二階建ての櫓で、こちらも入館無料で見学できました。

内部は木の香りがするような綺麗な空間で、水戸城に関する資料が展示されています。注目したのは三つ葉葵紋鬼瓦で、ほぼ完全な形で発掘されたものを復元しているそうです。

また櫓の窓(武者窓)からは、水戸の街並みを一望することができました。

三の丸

三の丸で、鹿島神社の入り口です。武甕槌命(たけみかづちのみこと)が祀られています。

家内安全、交通安全、旅行安全、武道上達、競技必勝、諸災消除、商売繁盛、財運向上、健康長寿、学業(合格)成就、安産、子育て、縁結びなどのご利益があります。

八卦堂・弘道館記念記碑

八卦堂・弘道館記念記碑です。八卦堂内には弘道館記念記碑があります。万物変化の理を持つ八面の中に記念碑を置くという構成で徳川斉昭の宇宙観が込められていたと言われています。

水戸城弘道館2

弘道館入り口です。こちらも三の丸にあります。日本最大級の藩校跡で、学問の府として有名です。

弘道館は入館有料で(大人400円/2024年時点)でした。また100名城スタンプもこちらの料金所に置いてあるので集めている方はお忘れないよう気をつけてください。

水戸城弘道館

弘道館です。徳川斉昭によって三の丸に創設された藩校です。

藩校としては日本最大規模の10.5ヘクタールの敷地面積を有しています。現在は特別史跡に指定されいます。

ちなみに弘道館のある三の丸には対試場・扁額「游於藝(げいにあそぶ)」もありました。武術の試験が行われたところで時代劇などでもみる剣術稽古などをしているところですね。正庁の扁額には徳川斉昭筆「游於藝(げいにあそぶ)」があります。

弘道館館内

弘道館内です。館内は綺麗に整備してありますが当時の様子を残していて、御殿のような雰囲気となっていました。

この畳の部屋は学校の面影もあるかなと思いました。足利学校にも行ったことがありますがこのような感じだったのを思い出します。ここで将来の日本のために多くの人が勉学に励んでいたんですね。

弘道館中庭

縁側から見える庭園です。華美な日本庭園というよりは、質実剛健でスッキリとした印象ですが、とても綺麗に整備されています。

縁側に座って庭を眺めていると、不思議と心が落ち着きました。勉学の合間の休憩にはぴったりだったのかもしれません。

水戸城弘道館の館内

長持です。奥には掛け軸もあります。長持は江戸時代に物の保管や運搬に使われていたそうです。

この長持は徳川慶喜が使用したものと伝えられています。徳川慶喜が使用したと聞くと特別感が増しますね。描かれた葵の御紋も大きくて存在感抜群でした。

弘道館の展示教科書

大日本史です。水戸光圀の命によって作られた紀伝体の日本通史です。

完成までに約250年もかかり、藩の財政を圧迫したため反対の声をなどもあったようですが、水戸藩は日本の歴史を記した貴重な書物を作り続けました。

大和なつき

二の丸の水戸学の道は綺麗な白い壁が続いていました。また学の道というように小中高の学校が立ち並んでいたので、今も昔も学びの場なんだなと感じました!

城周辺さんぽ

水戸市の水戸黄門像

水戸駅前にある徳川光圀公の銅像です。水戸といえばやっぱり水戸黄門の徳川光圀ですよね。

格さんと助さんも像になってました。

水戸市偕楽園

千波公園です。とても広々としていて散歩コースとしても人気でこの日も多くの人が訪れていました。日差しもちょうどくて気持ちが晴れやかになる散歩となりました。すぐ傍には千波湖もあります。ひょうたん型をした1周約3キロの湖で、水辺の景色は見ごたえがあります。貸しボートやレンタサイクルもあります。

また近くには日本三名園のひとつとして有名な偕楽園もあります。梅の季節は絶景で、多くの観光客で賑わうそうです。さらに偕楽園から歩いてすぐの場所に徳川ミュージアムもあります。こちらでは水戸徳川家ゆかりの美術品や工芸品、古文書などが合わせて約6万点もコレクションされているそうです。

水戸市ひたち海浜公園ネモフィラ

ひたちなか海浜公園です。四季折々の花を楽しめる公園で特に春のネモフィラが有名です。

この日もネモフィラが画像のように咲き誇っていました。青い絨毯のような絶景を目にすることができて最高でした。

ちなみに園内はとても広いのでしっかり回るならレンタルサイクルがおすすめです。この日レンタルサイクルを借りて園内を回ってみましたがそれでも園内は広いなと感じるほどの広大さでした。

那珂湊おさかな市場

那珂湊(なかみなと)おさかな市場です。食べ歩きグルメから海産物のお土産まで何でも揃っている、北関東最大の海鮮市場です。

特に有名なのが目の前で殻を剥いてもらってその場で食べる生ガキです。SNSでもよく見かけますよね。 実際に食べてみましたがとても大きな岩ガキで、身は肉厚プリプリ、クリーミーで最高でした。他にもお刺身や魚、しらすなどを買って帰り、家でも海の幸を堪能しました。

項目内容
名称那珂湊おさかな市場
所在地茨城県ひたちなか市湊本町19-8
アクセス水戸城から車で約30分/ひたちなかICから約15分
見どころ新鮮な魚介類が並ぶ大型市場。食事処や海産物の販売、土産店も充実。
食事体験目の前で捌いてくれる生ガキや食べ歩き、海鮮丼や寿司、浜焼きが楽しめる食事処が多数。
那珂湊おさかな市場海鮮丼

那珂湊おさかな市場でいただいた海鮮丼です。 市場内にはいくつかお店がありますが、お昼時ということもありどこも行列ができていました。

今回は海門さんで、名物のまかない丼を注文しました。並んだ甲斐あって新鮮なネタがたっぷりのった、とても美味しい海鮮丼を食べることができて大満足でした。

秋月もみじ

おさなか市場で生ガキ食べて、海鮮丼も食べて、さらにさらにお刺身やしらすなど海戦のお土産もたくさん買っちゃいました。とっても満足できました☆

100名城スタンプと城アクセス情報

水戸城100名城スタンプ押印
100名城スタンプ設置情報
項目内容
設置場所弘道館料金所窓口(旧水戸藩藩校跡内)
設置時間2月20日〜9月30日:9:00〜17:00/10月1日〜2月19日:9:00〜16:30
休日年末(12月29日~12月31日)
電話番号029-231-4725
料金入館料:大人420円・小中学生210円・シルバー(70歳以上)210円
備考スタンプ設置は1ヶ所です。
城へのアクセス・交通・駐車場情報
項目内容
住所茨城県水戸市三の丸1丁目〜2丁目付近(弘道館・水戸城跡)
アクセスJR常磐線「水戸駅」北口から徒歩約8〜15分
バス水戸駅北口から「大工町方面」行き → 「弘道館前」下車
駐車場弘道館駐車場あり(無料枠あり)または周辺コインパーキング利用可
電話番号029-231-4725(弘道館事務所)
散策時間約30〜45分。堀や土塁など旧城跡をゆっくり回るなら1時間程度。
雪村ましろ

水戸城は平地にあるので服装や靴はそんなに選びません。ただ敷地は広いのでスニーカーなど歩きやすい靴がオススメです。

まとめ

水戸城見晴台からの景色

水戸城は徳川御三家の一つの居城でありながらも、幕府に遠慮して天守は建てられず、かなり質素なお城だったようです。その背景には、常に江戸に常駐する「定府(じょうふ)」という特別な役割を担っていたことなどが影響していると言われています。

そんな水戸城ですが、戦災で焼失するまでは間違いなく水戸のシンボルでした。現在も水戸黄門まつりが盛大に開催されるなど、過去から現在に至るまで、地元の人々に深く愛され続けてきたお城なのだと感じました。

この画像は二中見晴らし台からの景色です。ここからは眼下に流れる那珂川を一望でき、水戸城からの素晴らしい眺めを楽しむことができました。

また現存する弘道館も見逃せません。ここは当時の姿を今に伝えている施設で、様々な学問が学べる高等教育施設でありながら学費は無料で、先生は合計100名前後、生徒は約1,000人もいたそうです。あの徳川慶喜公もここで教育を受けたというのですから驚きです。

また水戸城の周辺には那珂湊おさかな市場での新鮮な海鮮グルメ、さらには偕楽園やひたちなか海浜公園といった観光スポットも点在しており、見どころが充実しています。歴史と自然、そしてグルメが一度に楽しめる素晴らしい場所となっているので機会があれば、ぜひ周辺スポットも合わせて巡ってみてください。

染井さくら

黄門というのはいわゆる役職名みたいで中納言=黄門(中国名)という説があるみたいだよ。そうなると水戸黄門は何人かいたのかもしれないね♪

大和なつき

そうなんだ、でも水戸黄門っていうとやっぱり思い浮かぶのは印籠を持った水戸光圀だよね!

雪村ましろ

光圀公は実際には旅はしてなかったみたいだよね。ただ大日本史を作るために家臣を全国に派遣したのが、いつの間にか本人の旅伝説になったみたいだね。

秋月もみじ

そういえば光圀公は好奇心が強くグルメだったこともラーメン、餃子、黒豆納豆など日本で最初に食べた人物だと言われてるんだよ。もみじはひそかに水戸納豆もお土産に買ったんだ☆

染井さくら

もみじちゃんまた食べ物の話だね(笑)水戸城前後のお城は13番白河小峰城、15番足利氏館/鑁阿寺となっています。お時間あれば足を運んでみてください♪

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